淡い、淡いパステルカラーの洪水。
ソフィア・コッポラの世界はガールズ研究家にとってははずせないひと。
ガールズ独特のカンカク的な映像、世界がとってもいいの。
マカロンや色とりどりのケーキ、ドレス、靴。
ストーリーだけでなく、目でも楽しませてくれる。写真のような、映像のような。
そしてコドモから大人へ。
そうせざるを得なかったマリーアントワネット。
地位の高いものの義務だった政略結婚。
それもたったひとりで。
葛藤と希望、くだらなさと嫉妬。
社会への閉塞感。嘘と真実。
常識やルールに縛られたくないと願う思い。
なんとなく、今とたいして変わらない世界が広がっていた気がする。
美意識、それももっとも難しい感覚的美意識を楽しみたい作品。
こんなドレスを着るのはガールズにとって夢のような世界よね・・・。しかもベルサイユ宮殿で。ほぅ。(遠い目)
ちなみにわたしの身近な人のレビューもチロッとご紹介。わたしのなかでマリー・アントワネットといえば美緒嬢。スイートな彼女はまさにマリーアントワネットのようなセンスを持ち合わせた人なのだ。