好きなタイプは?

ほんまちゃん

お通しはなぜ必ず出るのか?」を読破しましたーーー☆

お通しはなぜ必ず出るのか?
(アマゾンで買え!: 「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ )

とても冷静に飲食業界を分析してあり、個人的な感情みたいなものは必要最低限に押さえられていて分かりやすいです。また問題提起的な1冊になっていると思います。誰が読んでも共感できる部分があるのではないでしょうか。ぜひおすすめ。

さて、今日はちょっとまじめネタを。

わたしは基本的に世の中にあるものはすべて擬人化、会社もサービスもモノも全部「人」として仮定してみるんです。で、擬人化した上で「それが好きかどうか」で判断する。

そのときに他のものとの「比較」によってある程度の位置が決まったりはするのだけど、比較ばかりしていると終わりがなく、上には上があるし、下には下があり、エンドレスな戦いになる。エンドレスな戦いは精神的にきついし、避けたい。すると「比較できない何か」がこれからの時代は大切になるんじゃないか、と。

情報がこれだけあふれていて、選択肢もたくさんあるような状態においては「シンプル」に考え、生きていくことが必要で、そのためには「擬人化」はすごく便利だと思う。
世の中のハードが出揃ったあとには「ソフト」が勝負になる。今言われているように「サービス」や「個」というのは紛れもなく「ソフト」だと。

「ソフト=ヒト」は「ハード=モノ」とは違って非常に「品質に揺らぎ」が大きい。たとえば、書籍を買う場合はどの書店で買っても品質にばらつきはほとんどない。でも「サービス」の場合は・・・そこには「絶対的な不公平感」があると思うの。

人は無意識に好きな人には高待遇に、苦手な人には低待遇になってしまう。すると同じお金を払っても、得する人と損する人が出てくるわけです。で、そうするとなんとか「得する」ために努力しないといけない。隣の人と自分が同じものをオーダーして、同じ品質のものが得られるとは限らない。これはある種厳しいことですね。でもそれが資本主義だと思うし、ソフトの世界です。

つまり、「品質に揺らぎが大きい」もの(ソフト)を買うときには「個のチカラ」がとても大切になってくるということ。上手な買い方ができるかどうかで結果に大きな差がでてきます。

じゃあ、個のチカラって何だろう?というと、わたしは「自分を印象付けること」だと。自分自身を「売る」こと。とにかく覚えてもらうこと。そしてできればいい印象を残すこと。空気を読むことだと思います。何度逢っても覚えられない人っていますよね?でもそれって実はものすごく不利だと思う。

「となりの誰かと同じことが善しとされてきた文化」とはまったく逆。だけど、人と同じやり方をしていたらいつまでたっても抜け出せない。抜け出せないと覚えてもらえない。覚えてもらえなければ、ソフトの時代で生きていくことは難しい。

そして擬人化して考えると「好きなタイプ」が実は人も会社もサービスもモノもある程度同じになるかもしれない、と。自分が好きなものを並べてみると「何が好きか」が見えてくるかもしれません。

わたしはいつも友人から「好きなタイプってどんな人?」って聞かれるんだけど、たいてい答えられないの。でもそういう目線で考えると、ある程度「好き」に共通点があることがわかります。

わたしの場合は「信頼・美しさ・尊敬・おいしい・哲学・謙虚・丁寧」がポイントになるかな、と。私自身もそういう人になりたいなぁといつも心に刻んでいます。ウヒヒ。

Comments

  1. 日経新聞×お通しはなぜ必ず出るのか?

    ぬわんと、今日の日経新聞の一面に友人の本が・・・! 「お通しはなぜ必ず出るのか…

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