Angkor Wat vol.1

アンコールワット

蛇や猿や象・・・。蛇は神様の乗り物、しかも神様は蛇に乗って休んでいたらしい。冷たくて気持ちよかったのかな?ということで、アンコールワットの周りには蛇をモチーフにしたものも数多く残っている。まず入り口で迎えてくれたのは、この大きな蛇。顔がいくつもついてるの、わかりますか?

アンコールワット

アンコールワットではこの仏像を祭っているのだそうです。えーと、名前忘れちゃったけど。(汗)

アンコールワット

ワットもトムも中心となる建物のまわりに何重にもなる回廊がめぐらされており、その周りにはさらにお堀みたいなものがあったりして、こういうのって世界共通なのか?と思ったりする。日本のお城も似た感じですよね?

アンコールワット

まっすぐと伸びた広い道は中心となる建物(王の住処)に向かっている。勝利の道と呼び、沢山の軍隊がその昔戦いに勝利したとき、この道を歩き王に勝利の報告をしたという。もしくは負けたときのために平行して別の道が用意されている。その目標は隣にある寺院。そしてその道は「死者の道」と呼ばれ、戻った兵士たちはその寺院でまず死んだ仲間を葬ったという。

アンコールワット

クメール時代、アンコールは大変な栄華を極めたという。ちなみにそのころはクメール人は中国人や猿とも協力関係にあったらしい。壁画にはその様子がきっちりと描かれている。また敵対国であったチャンパー軍とも力関係としてほぼ互角な状態にあったという。

大変な栄華を極めながら、しかしまた戦いによって衰退の道をたどる。そしてアンコールは見捨てられ、プノンペンへと首都が移るのである。

アンコールワット

光の当たり具合により、遺跡の状態はかなり異なる。これは大変保存状態がよく、そのまま残っているもののひとつだ。いろいろな仏様が描かれている。とてもユニークだと思うのが、神様の奥さんがふたりいたり(まあ、この時代一夫多妻制だったのでそれが当たり前なのだろうけど)なんとまあ、即物的なんだろう、と思ったりする。

アンコールワット

戦争の様子が壁画に描かれ、そのときの状況がストーリー仕立てになって展開するようになっている。つやつやしているものとしていないものがあるのだけれど、これは観光客が遺跡を触っていた部分はつやつやになり、手が届かない部分は白っぽくなっていたりする。現在はロープが張られ、若干石に触れることが難しくなっている。

アンコールワット

いくつもの段差や階段を登ったり降りたりを繰り返しながら、遺跡の全体像に触れる。

アンコールワット

遺跡はある一定の法則にしたがってできており、回廊とそしてこの回廊と回廊の間にぽつりと出現するのがこの水浴び広場である。王様とその奥方、そして女中たちのためのものだったらしい。水浴び広場は4つでセットになっており、ひとつは王様用、ひとつは奥様用、そして2つは女中用だったとのこと。

雨季になるとここに本当に水がたまるのだそうです。建物自体が雨水が自動的にたまるような仕掛けになっているみたい。実に良く考えられていますね。はい。
 

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