ちょっぴり間があいてしまったけれど、シカゴの話に戻りましょう。シカゴで一番楽しみにしていたといっても過言ではない場所がこちらの「フランクロイド ライトのホーム&スタジオツアー」です。この場所はシカゴ中心部からは結構距離があるので、シカゴの中心部からグリーンラインに乗って終点ハーレム駅から歩くか、Uberに乗るか、オプショナルツアーで行くのもいいかも。
ここの施設を見学するには必ずガイドツアーに参加する必要があるので、忘れずにオンラインで予約しておきましょう。受付を済ませるとこんなチケットが貰えました。
わたしたちのガイドさんはこちら。私たちのグループは15-20名くらい。
プログラムはいくつかあるようなので、いろいろ見たい人は複数のプログラムに申し込む必要がありそうです。
私が参加したのは「フランク・ロイド・ライトのホーム&スタジオツアー」。1889年から1909年までフランク・ロイド・ライトが自宅兼仕事場として利用していた場所です。
オークパークと呼ばれる、フランク・ロイド・ライトが家族のために設計し、実際に住んでいたお家に潜入。シンプルながらも細部にまでこだわったつくりは純粋に美しくて、どこかミニマル。伝統的な建築スタイルから離れ、斬新で画期的なPrairieスタイル(プレイリー・ハウス)を生み出したといわれています。
あっ、ちなみにフランク・ロイド・ライトはグッゲンハイム美術館を設計したひとですね。
20年間に渡り住んだこの家は何度も何度も手が入れられ、変更改築が行われました。まさに自分のスタイルを確立すべき実験的建物。ところどころ日本の組子のような細工も。日本と縁が深いフランク・ロイド・ライトらしく、どこか日本の古い家のような感じもするのが不思議。
細かいディテールまで逃さずチェックしましょう。
コンパクトながら無駄がなく、本当に住んでいて快適そうなのがさすがです。
ベッドや家具も部屋にあわせて作られているので何もかもがぴったり。統一されたデザインそのもののすばらしさがきちんと感じられます。
これがフランク・ロイド・ライトの家族写真。フランク・ロイド・ライトの人生はかなり波乱に満ちていたようですが、それはまた別の話。
建築って本当にアートだよなぁ、とここに立つとつくづくそう感じます。しかしながら実用も兼ね備えたアートですね。
ただただ美しい・・・。ここが自分のおうちだったなら、と考えられずにはいられません。
お次は仕事場へ!
顧客の待合室兼業者との打ち合わせにも利用されたという玄関スペースは非常に抽象的でシンプルなデザイン。
設計部屋は設計図を広げられるゆったりとしたスペースの机と椅子がブースのように並べられていて、無駄のないデザインが素敵。通常は6名ほどの従業員がいたといわれているそうで、20年間でのべ20名ほどが在籍していたのだとか。
特に印象的なのが左の写真の天井の梁からつるされた8画形のバルコニー。この設計により柱を真ん中に立てる必要がなくなり、開放感ある空間が生まれました。
テーブルも椅子もすべてフランク・ロイド・ライトが設計したもので細部へのこだわりが感じられます。
書斎のこのエリアは設計の企画書や設計図を顧客に見せるためのもので、ボードにそうした資料を貼ることができるように。すべての配置が計算しつくされていて使いやすそうなのはもちろん、惚れ惚れする美しさも兼ね備えています。
45分から1時間ほどでツアーはあっという間に終わり。ガイドは基本的に英語ですが、運がよければ日本語で翻訳された資料をもらえることも。(数に限りがあるよう)
写真撮影は可能ですが、ビデオはNG、自撮り棒や三脚も禁止です。大きな荷物はロッカーに預けることになりますので身軽に行くのがおすすめ。ショップは最終のガイドツアーがスタートする頃にはクローズしてしまうので、営業時間に注意が必要です。いろいろと物欲をフツフツさせてくれるグッズがたくさんでこちらもお忘れなくチェックするべし。
大満足のツアーでした。
※今回の旅のインスタは #hommaniameetschicago でチェックできるよー!
$15 学生/シニア (65歳以上)/軍人
Choose Chicago Japan
シカゴ観光局
facebook
insta
#シカゴホーム
#ChicagoHome
{ Special Thanks, シカゴ観光局 & ユナイテッド航空 }