海外から戻るといつもお気に入りのレストランを訪れたくなる。年を重ねる度にもっともっとTOKYOが好きになっている自分に気がつく。今回は青山にあるちいさな隠れ家レストラン、ネトルにツインズでお邪魔してきました。
というのも、おいしい野菜がたっぷり食べたかったから。
意外に思われるかもしれないけれど、わたしは野菜が本当に好きなのです。新鮮な野菜をたっぷり食べている瞬間がしあわせ。万が一、お肉や魚がこの世からなくなったとしても、野菜やフルーツだけはなくなって欲しくない。
というわけで、野菜に飢えた状態でシェフが新しくなってメニューもリニューアルしたよ!という話を聞いて久しぶりネトルにお出かけしたのでした。
以前のシェフよりも素材そのものを感じさせるシンプルなお皿が待っていました。以前のシェフも素敵だったけど、今のシェフもまた素晴らしい。そんな印象。
それから相変わらずプレゼンテーションが上手。センスのよさは東京女子なら思わず「アガる」こと間違いなし。
前菜の芽キャベツのおいしさといったら。茎からそのまま直送されてそれが1つのお皿になるというマジック。こんな風に栽培されていたんだ!と新鮮な驚きと口に入れたときのシンプルなおいしさ。
とにかくどんな料理も野菜そのものの味が濃くておいしい。スープも濃厚でありながらひと手間かけたキヌアのぷちぷち感がたまらない。ひと匙のスプーンのソースを入れるとスモーキーに味変するのも楽しい。
ブロッコリーの芯と上の部分は別の料理で。
真の部分はフレンチスタイルの点心のよう。上の部分はこんがりと焼かれて提供され、これがまた食感が面白くて楽しい。野菜のこんな楽しみ方があったなんて。
コースにあわせて用意されたワインペアリングはすべてナチュール。しかもアルコールが苦手なひとのために「ソフトドリンクペアリング」のオーダーも可能。
厳選された野菜のコースにナチュールワインは当然の流れ、コンビネーションなのかなと思う。世界的な流れをいち早く取り入れている感度の高い「旬」なレストランの印象。
ここの素晴らしいところは野菜のコースが売りとはいえ、魚も肉もちゃんと楽しめるところ。このホタテのグリルは最高にわたし好みだったな。見た目も華やかで軽やかな食べ心地。
そうそうブレッドもかなりこだわっていて、ついつい手が伸びます。
お肉、デザートまですべてが丁寧に作られていて、満足感が高いのになぜか食感が軽い。これも野菜の効果なのかな。
とにかく最初から最後まで大満足のコース。これは野菜好きな女子をつれてお出かけしたい。
シェフが変わってもやはり「女子ウケ」抜群の美味なるお店でした。
実は野菜って一番手間がかかる食材なんですよね。お肉やお魚ならいい素材を買って自分でグリルしてもおいしくなるけれど、野菜はそうはいかない。
ヘルシーbutおいしさも諦めたくない、そんな一歩先行く女子(もちろん男子も)におすすめの1店。
ネトル(naitre)
東京都港区南青山 2-20-1 1F
03-6863-6806
18:00~23:00(LO21:00)
土日祝定休日
French Course¥5,800
Wine Pairing¥4,600(4杯)
Drink Pairing¥3,200(4杯)
レストラン ネトル (フレンチ / 外苑前駅、青山一丁目駅、乃木坂駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8