{ RIEDEL&WAIRAMARA } 裏からく 鮨とワイングラスのマリアージュ

10月26日、リーデル銀座店にて企画されたスペシャルテイスティンググラスセミナー「裏からく」にお邪魔してきました。

お鮨やさんでは常に「冷酒」と決めているわたくしですが、今回のテーマがなんと「鮨と赤ワイン」という禁断の組み合わせで行われるという。

いったいどんなことになっちゃうの!?とドキドキしながらお伺いしてきました。

まずは美味なるシャンパーニュで乾杯!

シャンパーニュにあわせるのは、シャンパーニュのジュレとうにのキャビアのせ。そしてごぼうがアクセントになったづけ。

今回出されるメニューは今回限りの特別なもの。鮨屋なのに握らないという驚きの全11品です。

さらにびっくりなのがこの11品に合わせるワインが、ニュージーランドの日本人オーナーによるワイナリーWAIRAMARA(ワイマラマ)のMinagiwa(ミナギワ)のみということ。

Minagiwaは芳醇で優美、複雑かつ繊細な香りが立ち込めるのが特徴の赤ワインで、メルロー、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、シラーをブレンドしたもの。

サイトによると、深く濃いルビー色で若々しく、フランボワーズやアプリコットの果実の香りに深みのあるチョコレートの風味、フレンチオークによるローストしたナッツの印象も感じられ、深く温かみのある味わいが特徴とのこと。

わたしも早速頂いたのですが、最初に口に含んだ時の柔らかで芳醇な香りにうっとり。けれど後味はスッとしていてこれは和食にもあいそうです。
ニュージーランドワインは好きでよく飲むのですが、まさかこんなに素晴らしいものがあったなんて。今まで知らなかっただけにいたく感激したのでした。

トロの炙り握りはもうお肉!口いっぱいに広がる上質のまぐろの脂と赤ワインのMinagiwa、パーフェクトな組み合わせ。酢飯の酸がまたよい。

サーモンのいくら醤油づけにバジルソースは和食ではあまり登場しない組み合わせですが、バジルソースがよい仕事をしてくれています。口も少し変わっていい感じ。

エビチリと酢飯の組み合わせやまぐろ中落ちのマーボー、あなごちらし山椒ちらしと変わり種なメニューも。ここまで食べてみてわかったのが、脂の乗った魚介や酢飯と赤ワインの相性はかなりよい、ということ。お鮨には白ワインという思い込みがガラガラと音をたてて崩れてゆきました。

鮨からくさんのスペシャリテでもある低温調理された和牛のづけ(まぐろのづけと同じような仕込み)にシャリとうにをのせて、ぱくっと。んー、おいしい。

もうこれは創作鮨の世界ですね。和牛をづけにするなんてアイディアが凄い!

フォアグラの巻物にトリュフをのせて。なんと贅沢な巻物でしょう。のりと赤ワインもあいます。わー、すごい!そして〆のかんぴょう巻も美味。わさびとのりと甘辛いかんぴょうが最強のマッチング。

なんでも鮨からくさんが鮨とワインのマリアージュに目覚めたのが、このかんぴょう巻と赤ワインだったそう。

そして薬膳カレーには鯛茶漬けが!隠し味に赤ワインを使用しているそうで、和と中の見事な融和にスプーンが止まらず。

こうした新しい組み合わせ、コラボが体験できるのもリーデルという名脇役のおかげ。本当にワインの世界は奥深い!

そ・し・て・・・今回とても幸運なことにWAIRAMARA(ワイマラマ)のMinagiwa(ミナギワ)だけでなく、超希少な「SSS」も頂くことができました。こちらの「SSS」、ニュージーランドワインとしては最高額の1本5万円越えのワイン。ニュージーランドのオーパスワンと呼ばれているとかいないとか。わずか1768ボトルしかないという唯一無二の存在。

そんな特別なワインを注ぐのはリーデルの新しいグラス、パフォーマンスシリーズのシラー、シラーズグラス。リムの部分が富士山のように波打っているのが特徴的です。

今回とても貴重な体験ができ、大満足!リーデルではこれからもさまざまなセミナーが用意されているとのことなので、ぜひお店やネットで情報をチェックしてみてください。

そして美味しいNZワインのWAIRAMARA(ワイマラマ)に出会えたこともとてもうれしい出逢いでした。

そして最後になりましたが、素敵なイベントセミナーをありがとうございます。ごちそうさまでした!

 

裏からく

RIEDEL
260年以上の歴史を誇るワイングラスの老舗、リーデル

WAIRAMARA
ニュージーランドの自然と生きる“人と手”が育てた「幻のワイン」

鮨からく
東京都中央区銀座5丁目6−16 西五番館ビル
03-3571-2250