福井の春、さくらを満喫する女子旅へ。
今回はOZmall(オズモール)の東京女子部さんのご依頼で福井の真ん中「越中」エリアを1泊2日で巡ります。ちなみに「越中」エリアとは鯖江・越前市周辺のことで「越前市、鯖江市、越前町、池田町、南越前町」のこと。
驚いたのは越前市(武生市と今立町が2005年に合併)と越前町(朝日町・宮崎村・越前町・織田町が合併し、丹生郡越前町に)は別ということ。越前町は越前市の一部だと思っていたらそうではない、というのは少々ビックリしました。(笑)
そんなわけで福井・武生周辺のさくらを巡る旅、スタートです!
2022年の福井の桜のベストシーズンは4月1週目から2週目。東京の桜に別れを告げるとちょうど福井は満開。旅の直前はインスタで福井の桜スポットの投稿を確認しながら、咲き具合をチェックする日々。
今回はお天気にも恵まれ、春なのにまるで夏のような28℃。桜も満開、天気もばっちりの好条件のもと桜を愛でられるとはなんともラッキー。
特にこの吉野瀬川の桜並木が本当に素晴らしくて、しばし感動。ちょうど満開さらには大量の桜の花吹雪が舞う幻想的な世界。それなりに人もいたのですが、堤防の下に降りてこんな風に写真が撮れるスポットはなかなかないはず。
自分史上最高の桜体験。ここは桜の時期にわざわざ訪れる価値あり。
吉野瀬川桜並木
福井県越前市上太田町3
駐車場あり
お次の桜スポットは味真野苑へ。
こちらも福井では有名な桜のスポットです。いわゆる公園なのですが、昔の古民家(旧谷口家、国の重要文化財)が移築されてThe 日本な風景と桜が楽しめるのが特徴。この日はコスプレ撮影会が開催されており、たくさんのひとがコスプレ姿と桜の写真の撮影を楽しんでいました。
万葉集に歌われた植物を鑑賞しながら、桜が楽しめる風流な公園では「継体大王花がたみ像」が有名でこのあたりは「恋のパワースポット」として人気。
味真野苑
福井県越前市余川町
0778277800
9:00-17:00
月曜定休
無料
ローカルなファミリーに人気の武生中央公園にはレトロなミニ遊園地も。現在はモノレールの乗り物とメリーゴーランドが1回300円で楽しめます。
他にもだるまちゃん広場には大きな遊具がいくつもあり、子供たちは大はしゃぎ間違いなし。大きな芝生の上ではテントや敷物を広げて遊ぶのが定番で、週末は朝からたくさんの家族連れでいっぱい。
公園にはスターバックスもあり、ここで美味しいコーヒーが楽しめるのも嬉しい。個人的には絵本の「だるまちゃん」の壁画があり、ここで写真を撮るのがおすすめ。かこさとしさんの生まれ故郷でもある福井県越前市にはふるさと絵本館「砳」(らく)もあります。
武生中央公園
福井県越前市高瀬2丁目7
0778427530
そして味真野小学校の1本桜も忘れてはならない素晴らしい桜スポット。
小学校のグランドのど真ん中に鎮座する桜の樹は地元でも有名だそうで、この時期ならではの贅沢。大きな1本の桜で周りになにもないという写真が撮れる場所はなかなかないはず。夜にはライトアップもされ、小学校の駐車場に車も停められるという有難さMAXのエドヒガンザクラ。こちらもお忘れなく。
味真野小学校のエドヒガンサクラ
福井県越前市池泉町9−1−9−1
越前市味真野小学校
0778271323
※駐車場あり
越前の伝統工芸のひとつ、越前打刃物(包丁、ナイフ)を体現するスポットとして誕生したタケナイフビレッジ。
美しく、実用性の高いナイフはため息もの。ナイフを使ったアートで写真を楽しむのがここでのお約束。ショップではもちろんナイフの購入ができたり、ちょっとした雑貨なども。
タイミングによっては工房の見学やワークショップなども開催されているようなので、チェックしてみて。
タケフナイフビレッジ
福井県越前市余川町22−91
0778277120
9:00-17:00
無料
そして年に一度、福井県陶芸館で開催されている「しだれ桜まつり2022」にも。なんと3年ぶりの開催ということで昼も夜大盛況。(2日間にわたってお邪魔しました)
初日の夜にはスカイランタンを飛ばすイベントがあるということで、ツインズも参加。さくらとランタンの饗宴とは最高かつ最強の組み合わせ。
日本ではスカイランタンは法律上飛ばすことはできないので、ランタンを紐で結び凧のように空にあげるというからビックリ!ライトアップされた桜とランタンの美しさと言ったらこの世のものとは思えぬほど幻想的。
ちなみにランタンは越前和紙にLEDライトでつくられているそうで、こんなところにも越前の伝統工芸が生かされています。
福井県陶芸館
福井県丹生郡越前町小曽原6−12
0778323200
月曜定休
駐車場あり
そして今福井で一番アツい!と言われている道の駅へ。南えちぜん三海里は高速のインターチェンジと道の駅が合体したユニークなスポット。
ローカルなお弁当やインスタ映え間違いなしのお土産、フードもたっぷり。施設自体もお洒落でちょっとした塔や滑り台の遊具もあり、休日のお出かけに最高。もちろん新鮮なお野菜などもあり、物欲が刺激されちゃうこと間違いなし。
道の駅 南えちぜん山海里
福井県南条郡南越前町牧谷39−2−2
0778473690
24時間営業
日本海を見下ろす越前の絶景が楽しめる北前船主の館 右近家の西洋館。(本館は資料館で撮影はNG)
右近家は江戸時代から大阪と北海道を結ぶ北前船の船主として30もの船を所有していたこともあるほど。その後日本海上保険株式会社を設立し、現在の損保ジャパンに。
特に本館の高台にある西洋館の見事さは悶絶級。玄関のブロンズでできた戸に広々としたお部屋、暖炉、船のステンドグラスなど当時の贅沢を尽くしたであろうつくり。テラスからは海岸に連なる黒の屋根瓦が光って何とも言えぬ美しさ。越前の豊かさが味わえるのが最高。
北前船主の館 右近家(西洋館)
福井県南条郡南越前町河野2-15
0778-48-2196
9:00-16:00
水曜定休
入場料:500円
越前といえば・・・そう、カニです。蟹のシーズンは3月まで、ということでもうないかもなーと思っていたのですが・・・なんとかまだギリギリ間に合いました。紅ズワイ蟹中心ですが、4月のはじめならここ道の駅越前で購入できます。
他にも甘エビやガス海老などローカルな地物の海老も。ここなら、キッチン付きの宿泊施設で料理しながら越前ステイもいいなぁ。
そういえばキャンピングカーで訪れているひともちらほらいて、海の幸がおいしい越前海岸はさまざまな旅が楽しめそう。
道の駅越前
福井県丹生郡越前町厨71-335-1
0778-37-2360
アンテナショップ:9:00~17:00
火曜定休
越前がにミュージアム
入場料:500円
さて、今回の旅のステイ先は・・・「開高丼」で有名なこばせさんへ。
毎年8月に今年の冬の予約が開始されるという超人気の宿ですが、何とも言えない哀愁漂う、昔ながらの料理旅館感が素敵です。目の前は海なのでサンセットが悶絶級に美しい。
夕食・朝食付きにしたら、食べきれないほどの海鮮尽くしでびっくり!いつか噂の「開高丼」を食べに来てみたい。
こばせ
福井県丹生郡越前町梅浦58-8
0778-37-0018
東京都内から福井(武生)までのアクセス(新幹線・電車)
福井の越前エリアに行くには、2022年4月現在では京都の手前「米原(まいばら)」経由が最速で約3時間半。
米原に停まる新幹線は「ひかり」だけ。東京-米原間は約2時間半。さらにひかりを降りたら特急「しらさぎ」の金沢行き行きに乗り、約1時間で武生(たけふ)駅へ。
しらさぎは米原経由で名古屋と金沢を結ぶ特急ですが、本数が限られているので必ず「指定席・グリーン席」を確保するのがポイント。
自由席は米原・武生から乗車するとほぼ「立ち」の状態になります。(行き帰り共に)
特に行きの時間帯の混雑がスリランカ以来のぎゅうぎゅうぶりでビックリ。また電車に1本乗り遅れると次は数時間後の世界なので、みなさまどうか電車時刻には余裕をもってお出かけください。