こんなことを書いたら本当に失礼だと思うけれど、こういう作品がカンヌで評価されるのか、と驚いた。
「誰も知らない」は冷静に考えると、本当に恐ろしい作品。
けれど、ありえないハナシじゃない。というか本当にあった話が元なんだもんね?
柳楽くんはほんと、目がいいの。すごく印象的な目をしている。なんとなく孤独な雰囲気とやさしさを漂わせているし。彼に惹かれるのがよくわかる。そしてどの子達も普通なんだけれど、どこか個性的。キャスティングと丁寧につくられた作品が印象に残った。
これほどまでに子供たちの目線で物事が進んでいく映画があっただろうか。
また心の動きを上手に捕らえている。
感情を形にするのってやっぱり難しいんだろうなぁと。