この旅のハイライトともいえるアクティビティ、それがポルトガルの伝統料理を学ぶことができる料理教室に参加すること。
ポルトガルを旅してその料理のおいしさに改めて感激したり、虜になったり。そしてそれを日本に帰ってからも味わいたい!そんな食いしん坊さん(わたくし)にはぴったりの体験です。
この日訪れたのは、エヴォラにあるソフィアシェフの伝統的な18世紀のご自宅の庭の一部を改装して作られた気持ちの良いコテージ風のキッチンダイニング。天気のよい日にはたっぷりと日が差し込んでとても気持ちがいいのです。
レッスンのスタートはまず乾杯から。ローカルなワインを飲みながら、先生の指示と説明の元、わたしたちも実際に料理しながら学んでいくスタイル。
メニューはもちろんこのアレンテージョ地方の伝統的なポルトガル料理で、 豚肉とアサリのアレンテージョ炒めにニンジンサラダとレタスサラダ、フランベしたチョリソーは止まらぬ美味しさ。
ヨーロッパでよく売られているチョリソーを美味しく食べるには、こうしてアルコール度数の高いお酒に火をつけてフランベするのがセオリーだったとは!いままで食べ方完全に間違えてました。
ちなみにこの豚のチョリソー専用グリルはポルトガル人ならかならずひとつはキッチンにあるという定番のものなんだとか。
豚肉とアサリのアレンテージョ炒めはこの地方を代表するひと皿だそうで、豚肉にサイコロ状にカットし、パプリカと塩でつくったソースをよくもみこみ、グリル。さらに大浅利はニンニクとたっぷりのオリーブオイルと共に蒸し焼きに。そして大量のサイコロ状のポテトフライを最後に一緒のお皿に盛りつけて完成。
お皿の中で一緒にして完成させるという豪快さもまた素敵。
ポルトガルでも料理の〆はスイーツ。スイーツのない食事は締まりません。しかもポルトガルのスイーツはかなり甘い!フレッシュなチーズを入れたチーズケーキはどっしりと甘くてTHEポルトガルなお味。砂糖の量は見ないふりをしました・・・。(笑)
とにかく素材が素晴らしいポルトガル、オリーブオイルに塩でシンプルに食べるのが王道。どれも本当にシンプルな材料でシンプルな手順でできるから、普段料理しない、なんてひともご安心を。
ワインを飲みながら楽しく進められるし、最後にはみんなでおいしく頂くというスタイルもとっても素敵。お庭にはオレンジがたわわに実っていて、実にキュート。(ただしこのオレンジは食べられない、おいしくないそう)
サイトには簡単なレシピも掲載されているので、わたしもちゃっかり参考にさせていただきまーす。
とっても楽しい先生と素敵なひとときを過ごすことができて嬉しかった。ぜひエヴォラではクッキングスクールでローカル気分を楽しんで。
Portuguese Cooking School
エヴォラ
facebook
費用:98-120ユーロ/ひとり(~2019年)
2.5-3時間
昼もしくは夜の時間
※詳細は問合せを。
ローマ帝国時代のローマ神殿
実はエヴォラの街は1986年に「エヴォラ歴史地区」としてユネスコの世界遺産に登録されたという「世界遺産の街」です。
紀元1世紀に作られたと言われているこちらのローマ神殿はローマ帝国の皇帝崇拝のために利用されていたといわれる神殿で、その一部を今でも観ることができます。宗教的な儀式だけでなく、政治を行う場所としても利用したそう。5世紀にはゲルマン人により一部破壊されたという。
エヴォラの中央広場にあり一番高い場所に位置していることから、これでも最も保存状態の良いローマ遺跡の1つといわれています。1789年に最初に建てられた概念と理論に従って再現が行われ、現在の姿に至っているのだとか。
エヴォラの街は全体的に黄色にペイントされた家が多く、美しい街並みで散歩していてもとても気持ちがいい。
エヴォラのローマ神殿
Templo Romano Évora
Largo do Conde de Vila Flor, 7000-863 Évora
+351 266 769 450
エヴォラ大聖堂
1584年9月に、日本で初めてヨーロッパを訪れた、天正遣欧少年使節が立ち寄った街でもあります。
当時、エヴォラ大聖堂にも立ち寄ったそうで 1280年から1340年の間に建設されたエヴォラの誇る大聖堂。
建設の最後に作られた使徒の像を伴った入り口に美しい回廊が印象的。長い時間を経過して現在の姿となっているため、マヌエル様式、バロック様式、ルネサンス様式がMIXしているのも特徴のひとつ。
ローマ神殿のすぐ目の前にあり、エヴォラで最も有名なスポットです。
エヴォラ大聖堂
Catedral de Évora
Largo do Marquês de Marialva, 7000-809 Évora
+351 266 759 330
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骨でできた納骨堂と教会
15世紀の終わりから16世紀の初めにかけて建設されたとされる、ゴシック様式とマヌエル様式が混合した教会で、隣接する人骨堂が人気。
こちらは16世紀にフランシスコ会の修道士によって造られた瞑想の場だったところ。壁面が5000体もの人骨で埋め尽くされていて不思議な感覚を覚えます。
サン・フランシスコ教会
Igreja de São Francisco
納骨堂
Capela dos Ossos da igreja de S. Francisco
Praça 1º de Maio, 7000-650 Évora
+351 266 704 521
そして最後は老舗のお菓子屋さん、Cafe Arcada。エッグタルトやチーズタルトが人気でいつもひとでいっぱい。
Cafe Arcada
Praça do Giraldo 7, 7000-508 Évora
+351 21 425 9350
リスボンからもそんなに遠くないアレンテージョ(南ポルトガル)地方のエヴォラは、食べるものもとても美味しくて、ゆったりとした時間の流れが印象的でした。
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はじめてのポルトガル
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006.{Portugal} Hotel Quinta das LágrimasとThe Bussaco Palace
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{ Special Thanks, アシアナ航空&ポルトガル政府観光局 }
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