{ MUTEK.JP } イマーシブ・アートエクスペリエンス「ETERNAL Art Space」

2022年3月12日(土)〜20日(日)の9日間、パナソニックセンター東京 Aスタジオにて開催中のイマーシブ・アートエクスペリエンス「ETERNAL Art Space」にお出かけしてきました。

もともとは2020年2月に羽田空港国際線ターミナルTIAT HALLで開催したデジタルアートエキシビション(国内のアーティストによる4作品を展示)を基に、高精細な最先端技術を駆使したプロジェクターを搭載した空間(パナソニックセンター東京 Aスタジオ)に今回は国内外のアーティストが手がけるデジタルアート8作品を上映する試み。

体験して思ったのは、大きなスクリーンに映し出される作品は鑑賞している自分もまるで作品の一部になるかのような、卓越した没入感が楽しめるのが衝撃。

AIを活用し異空間を作り出すトルコ出身のメディアアーティストRefik Anadolの作品がわたしのお気に入り。Refik AnadolはBVLGARIがミラノで展開した3D彫刻のインスタレーションで話題を呼んだアーティスト。

NASA JPLとのコラボレーションによる、長年にわたり行ってきた宇宙探査の写真の歴史に関するリサーチを元に人工衛星や宇宙船が撮影し一般公開されている宇宙の写真を学習させた機械学習アルゴリズムを用いた作品でとにかくカラフル。

200万枚以上の宇宙と地球の画像を活用したデータスカルプチャーは、これが宇宙と地球の写真だったとは!という驚きもある。

Rhizomatiksと演出振付家のMIKIKO率いるダンスカンパニーELEVENPLAYの新作「Infinity flow 2022」は、ダンサーの身体構造とモーションを幾何学的なアプローチで空間に埋め込み、コンピュテーションが生み出す光とダンスの融合による身体表現の新たな体験を創出した作品だそう。

すでにチケットはすべて完売だそうですが、なかなか最新のデジタルアートを体験することもないと思うので、再演を期待したいところ。

ETERNAL Art Space

イマーシブアートエクスペリエンス
日程: 2022年3月12日(土)~20日(日)
時間: 11:00~21:00
パナソニックセンター東京 Aスタジオ
東京都江東区有明3-5-1
入場料: 2,000円(+購入手数料: 253円)
高校•大学生: 1,500円(+購入手数料: 165円)
中学生以下: 無料

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